「東アジア高校生英語教育GTEC調査」という2006年に日本と韓国で行われた英語能力試験の結果を、株式会社ベネッセコーポレーション(岡山県岡山市)がこの度公表しました。
GTECはベネッセとベルリッツインターナショナルが共同開発したオンライン英語コミュニケーション能力テストのことで、高校生などが対象のGTECforSTUDENTSではスピーキングを除くリスニング、リーデリィング、ライティングの3技能を測定し、トータルスコア610点以上が英語圏の4年生大学への留学に挑戦できる最低限レベルとされています。
調査対象は日本が10校、生徒3,700人、韓国が5校、 生徒4,019人で、4年制大学への進学を目指す指導を行う高校で、GTEC forSTUDENTSを校内で一斉受検していることが条件です。
今回調査対象となった生徒の英語圏渡航経験は両国とも3割弱でしたが、韓国の生徒のほうが、英語圏において英語を使用した経験率が高く、日常生活で英語を使用した経験がある生徒も、日本に比べて韓国のほうが2~3倍多かったとのことです。
対象生徒のGTECforSTUDENTSのスコアを日韓で比較すると、それぞれの平均点は以下のようになっています。
トータル(800点満点)
日本423.1点 < 韓国459.6点
リーディング(320点満点)
日本153.2点 < 韓国205.5点
リスニング(320点満点)
日本163.7点 < 韓国187.6点
ライティング(160点満点)
日本106.6点 > 韓国66.5点
上記より、日本の高校生はライティングのスコアが高く、韓国の高校生はリーディングのスコアが高いことが分かります。
また、同調査では、GTECによる英語能力の分析のほか、英語学習の実態、英語学習への意識、英語使用経験などを問う生徒アンケート調査、英語教育の指導理念などを問う教員アンケート調査も実施しており、詳細な分析報告を10月に発行する予定とのことです。