読み書き中心の「英語」と、話すことや聞くこと中心の「オーラル・コミュニケーション(OC)」などに分かれている高校英語を「コミュニケーション英語(仮称)」にまとめる文科省案が、このほど中央教育審議会の教育課程部会で了承されました。中央教育審議会は、学習指導要領の改訂を検討している文部科学相の諮問機関です。
英語の聞く、話す、読む、書くの4技能を総合的に育成し、英語でコミュニケーションできることを目指すことが狙いとなっています。改訂作業が順調に進めば、早ければ12年春から実施される見通しです。
高校では現在、英語1またはOC1が選択必修で、英語2、OC2、リーディング、ライティングが選択科目となっていますが、実際の授業では、文法や訳読が中心の英語1が重視される一方、OC1の指導が十分でなく、4技能の習得に偏りがあるという問題点が指摘されています。
この問題を受けて、文科省は指導要領の改訂に向けて、科目を「コミュニケーション英語」に一本化することを提案しました。「コミュニケーション英語1」をどの生徒も履修する「共通必修」とし、さらに発展的な「コミュニケーション英語2、3」を選択とする一方、より基礎的な内容を学ぶ生徒向けには「コミュニケーション英語基礎」も選択科目として設けます。
このほか、話すことや書くことなどの「発信力」に重点をおいた「英語表現(仮称)」や、聞くことや話すことを中心とした「英会話(同)」を選択科目として新設することを提案しています。




