文部科学省は、小学校での英語教育に使う教材「英語ノート」を作り、09年春から全国の5、6年生とその担任約250万人に配布する方針を固めました。早ければ11年度から施行される改訂学習指導要領では「英語活動」が小学校高学年に導入される見通しで、英語ノートは文科省が考えている「小学校英語」を先取りして示すことになります。
文科省は、08年度の概算要求に、英語ノートの編集や配布などのために約4億5000万円を計上し、編集は今年度中に終えたうえで、08年度に印刷、09年春に小学校に配布する計画となっています。指導要領が予定どおりに改訂された場合、11年春から「英語活動」の授業が全国一斉に始まりますが、英語ノートを使えばその2年前から前倒しする形で英語を学べることになります。
英語ノートは、CDつきのワークブック形式になる予定で、文科省は、中央教育審議会(文科相の諮問機関)の専門部会に改訂指導要領の素案を示しています。それによると、「英語活動」では、(1)世界各国の「こんにちは」(2)自己紹介や好みを伝える(3)日常生活や事実を尋ねる(4)世界の数遊び――などを教える予定で、ノートにはこうした内容が盛り込まれることになる見通しです。教師が使う指導用資料も作成中です。
文科省は、「英語活動」が始まるまでは、英語ノートを「総合的な学習の時間」で使うことを想定する一方、正式導入後も、共通教材を提供することを検討しています。全国の児童に教材を配った例としては、道徳の副教材用として作った「心のノート」があります。




