英語による教育を行う「英語専用タウン」なるものを韓国の済州島に建築することがこのたび決定されました。
韓国政府は、済州島に英語による教育を行う小中高校を12校設立し、426万平方メートルの「英語専用タウン」の創設を予定しています。この英語専用学校では、国語や韓国史を除くすべての科目を英語で学ぶことになります。各地の学校に通っている生徒を年間9000人ほどこの学校に転入させて学ばせ、1年後に単位認定を受ける形で元の学校に戻らせるという構想になっています。小学校4年生から高校3年生を対象に課程を設け、1学年あたり1000人ほどになるとのことです。
済州島の英語専用学校を実現させるべき理由としては、大きく以下の4つの理由が考えられています。
1)現在一般の学校で行われている英語教育が、生徒や保護者の期待にまったく応えられておらず、生徒は塾や専門の教育機関で英語の勉強しているという実情。
2)一般教科目を英語で学ぶイマージョン・プログラム(没入法)を導入できること。2005年の資料では、韓国人のTOEFLの平均スコアは147カ国中93位にとどまっており、レベルアップを目指す。
3)海外留学の経済的負担を軽減させることができる。現在、韓国から子供をカナダやオーストラリアなどの英語圏に短期留学させるためには、通常1週間あたり約100万ウォン(約12万円)の費用がかかっている。
4)済州道が「特別自治道」としての競争力を発揮できるのが教育分野であること。シンガポールの例を見ると、人口が450万人足らずであるのに、5万人の外国人留学生を受け入れることで年間約2兆ウォン(約2400億円)の外貨を得ている。




