英語教育について、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、「政府による体系的な英語教育のインフラ構築は、韓国の未来に向け必ず必要な先制的投資」との考えを明らかにしました。
EBS(教育放送)の英語教育チャンネル開局式の席で、「韓国は今、国際化の流れに乗らなければ、生き残ることが難しい時代に直面している。また国際化の流れに乗るためには、英語が必要だ。将来のことを考えると、英語教育への投資は欠かせない」と語り、グ ローバル化の中で韓国が経済的に生き残るために英語教育を充実させる ための各種施策を行うと言明しました。また、英語教育費の個人 負担による教育機会の不均等が、社会的統合への障害になることが心配であるとも語りました。
この意見の背景としては、韓国は、世界経済フォーラム(WEF)が昨年発表した国際競争力ランキングで125カ国中24位、スイスの国際経営開発研究所(IMD)による調査では38位、また国民のTOEFLの平均得点は213点で91位、いったデータが挙げられます。
現在、韓国政府は1,300人にとどまっている英語を母国語とする中学校英語教師の数を、2010年までに2,900人に拡大し、すべての学校に1人の教師が行き渡るようにする計画を立ててます。また、韓国人英語教師に語学研修を施した上でTOEICを受験させたところ、平均点が718点であり、平均点778点の大企業の新入社員、平均点841点の公企業の新入社員に大きく及ばなかったということから、韓国人英語教師の英語力アップが期待されています。
この演説をした盧大統領自身は、海洋水産部長官を務めた01年1月に英語会話のレッスンを受けたことがあります。当時大統領に英語を教えたアメリカ人、メリー・コリンス氏が中央(チュンアン)日報とのインタビューで伝えたところによると(03年)、盧大統領の会話実力は日常の会話は可能だが、自由な意思表現には不便を感じる中下級(low in termediate)くらいだとのことです。




