海外に英語留学に行ったことは再就職の際の強みになるのでしょうか?
自分のキャリアを中断して留学するのは大きな決断ですが、果たして帰国後にやりたい仕事に就けるのでしょうか?
企業は留学経験者をどう見ているのでしょうか?
リクルートエージェントの指宿優子さんは、「留学したというだけでは、企業が求めるスキルにはなりにくい」と分析しています。「働いていない期間は留学であっても『ブランク』と見なされることが少なくない。同じスキルがある人なら留学経験者より一つの会社に長く勤めた人のキャリアに期待を寄せ、採用する傾向があり、『なぜ留学でなくてはならなかったか』と『何をしてきたか』を明確に説明する必要があります」と言います。留学を強みにするなら、インターンシップに参加して、英語を使って働くのもひとつの方法です。留学図書館代表の平川理恵さんは、「帰国後の就職のことを考えたら、『履歴書に書ける留学』を目指してほしい」「履歴書に書けることとは、『学歴』か『TOEICスコア』と思っておいて」とアドバイスしています。
多くの専門家が、「英語力」をアピールする目安は「TOEIC800点以上」と答えています。「国内にいても、700点くらいまでは取れる人が多い。それと差別化するためにも、最低でも800点は必要」(指宿さん)。留学したからといって800点はそんなに簡単にとれるスコアではありません。留学先でTOEIC専門のコースを選択するのも良いでしょう。
また、履歴書に書ける学歴を作るためには、コミュニティ・カレッジを選んだり、コースの修了証(サティフィケートやディプロマ)を取れるプログラムを選ぶという方法もあります。
帰国後の就職活動では留学経験が切り札になると過信しないことが大切です。「留学したんだから絶対に英語を使う仕事!とこだわりすぎると、仕事が見つからないこともあります。留学はスタート地点と
えて、実務経験を積みながら少しずつやりたい仕事に近づく努力も大切です」(指宿さん)。
留学を経験した読者のうち、「留学経験が就職活動で強みになった」と答えた人は6割強でした。
(スマートウーマン「留学は強みになる? ブランクに見られる? 再就職で成功するハッピーセオリー
」より)




